美徳の天使
概要
三鼎世界エートスにおいて、天界から降りてきた純天使たち、または神託を得て天使になった者。
天使の輪や羽が現れ、魔力を失う代わりに神力が体に満ちるようになる。
「美徳」と呼ばれる善と聖の力を司り、その善性と熟練度に応じて階級が上がる仕組みを持つ。
階級が上がることで以下の強化が入る。
- 基礎ステータスの向上
- 多くの属性・状態異常の耐性強化
- 美徳スキルの出力上昇
美徳スキルはその者の保持する善性の種類によって多岐に渡り、保有数も天使によって様々。
身体年齢は精神年齢にそのまま影響されるため、実年齢関係なく子供から老人まで様々である。
大罪の悪魔たちに人間界が乱されることを危惧したエートスの世界意志によって生み出されたカウンター的存在。
当初は天界から創り出された純天使も数十人いたが、後年善性の強い人間が先天的、あるいは後天的に天使に変異するケースが殆どになった。
天使たちはその力全てに美徳の力が付与され、大罪の悪魔に特効能力を持つようになる。
ただし特効を持つにも関わらず同じ位階でやっと対等に戦える程度。
相反する存在のため大罪に対して嫌な気配を感じる。この嫌悪感はお互いの力が強いほど強く感じる。
聖女の遺物
『プシュコマキア』が別支部の「人工聖女育成計画」を参考に製造したアーティファクト。
素材に滅罪の聖女の遺骸が使用されている。
埋め込まれた人物に、『最高善の女神』由来の美徳と退魔の力を付与する。
埋め込まれても適合しなければ力に耐えきれず息絶える。
適合した際も最高善の女神という役割を果たす端末となり、自我を失った機械的な殲滅兵器と化す。
ただし現在の適合者は例外事項があったようで自我を獲得、大罪や悪魔への嫌悪感にも抵抗を見せた。
『プシュコマキア』が現在この計画をどのように扱っているかは不明である。
心臓の代替として埋め込まれ、遺物が生命維持装置の役割を果たすため、抜去されると死亡・消滅する。
アーティファクト自体は非常に頑丈で、基本的に破壊されることはない。
位階
階級 | 備考 |
---|---|
至神〈テオーシス〉 | 特異位階。到達例はない。 |
熾天使〈セラフィム〉 | 第一位階。最初に生み出された7人の純天使のみ。 |
智天使〈ケルビム〉 | 第二位階。元人間の到達者は数人だけ。 |
座天使〈スローン〉 | 第三位階。教会ではトップに位置するような人達。 |
主天使〈ドミニオン〉 | 第四位階。特別扱いを受けるような功労者。 |
力天使〈ヴァーチャー〉 | 第五位階。人間界でも名の知れた聖人となる。 |
能天使〈パワー〉 | 第六位階。ある程度実力をつけた人。 |
権天使〈プリンシパル〉 | 第七位階。神託受けたてはこの辺。 |
大天使〈アーク〉 | 第八位階。神託を受けた子供。 |
天使〈リトル〉 | 第九位階。神託を受けて産まれた赤子とか。 |