大罪の悪魔

概要

三鼎世界エートスにおいて、魔界に蔓延していた悪魔たち。
「七つの大罪」のいずれかの欲望を司り、その欲望の強さや熟練度に応じて階級が上がる仕組みを持つ

階級が上がることで以下の強化が入る。

  • 基礎ステータスの向上、大罪によって上がりやすい基礎ステータスが異なる
  • 対応する大罪ごとの特徴的能力の強化
  • 大罪スキルの習得と、その出力の上昇

身体年齢は精神年齢にそのまま影響されるため、実年齢関係なく子供から老人まで様々である。

また、欲望の強い人間が悪魔に堕ちるケースも存在する。こうした者たちが現れないよう、事前に防ぐことも教会の重要な役割であった。

一方で、悪魔たちの弱点は『美徳』である。この力に触れると、強力な特効効果によって体が焼け付くように溶けていく。
相反する存在のため美徳に対して嫌な気配を感じる。この嫌悪感はお互いの力が強いほど強く感じる。

なお、傲慢と怠惰の悪魔においては、その在り方が反転するほどの絶望的な窮地に陥った場合、枢要罪が目覚めるケースがごくわずかに存在する。

大罪因子

埋め込まれた人物に大罪の力を付与する核。
王権〈レガリア〉と欠片〈フラグメ〉の2種が存在する。

王権〈レガリア〉

孤高の覇殃が自身の魔界と侵入してきた悪魔たちを実験材料にして作り出した「核」。
非常に強力な「大罪」の力が込められており、取り込んだ人間を「大罪の悪魔」へと変異させる。

保持者には深刻な精神汚染が発生し、人格や生き方に支障をきたす。また、対応する大罪以外の欲求が薄くなる。
この核によって「大罪の悪魔」となった者には、第一位階すら超えた先に到達する可能性が秘められているが、これまで到達した前例はない。

保持者の魂は核と融合するため、死亡しても核に蘇生術を掛けることで再生が可能。
核そのものの破壊は非常に困難であり、少なくとも世界が崩壊する程度では傷ひとつ付かない。

核を別の者に取り込まれると所有権が上書きされ、元の保持者は消滅する。
ただし元の保持者の適合度や実力次第では逆に取り込まれて再生されることも。

欠片〈フラグメ〉

王権〈レガリア〉を発見した者が見様見真似で作り出した核。裏市場に少量だけ流通している。
取り込んだ人間や道具に、対応する大罪の力を付与する効果を持つ。

使用者には精神汚染が発生し、対応した渇望が強化される。
力の使い過ぎや過剰なダメージで壊れる。

位階

階級備考
覇殃〈オーヴァー〉特異位階。到達者は1人のみ。
魔王〈ロード〉第一位階。通常の最終到達点はここ。
魔神〈イブリス〉第二位階。王より下なのは悪魔にとって神がその程度だから。
君主〈ルーラー〉第三位階。名が知れ渡るのはこの辺りから。
公爵〈デューク〉第四位階。元人間はここが最高到達点。
伯爵〈カウント〉第五位階。実力者として認められる。
将軍〈ジェネラル〉第六位階。やっと一人前。
隊長〈コマンド〉 第七位階。下っ端のリーダー。
騎士〈ナイト〉第八位階。戦闘要員の下っ端。
悪魔〈アンダー〉第九位階。数多いた雑魚。非戦闘要員。