ルクスレア令嬢殺害事件

概要

数年前、ソワスレラの学園生徒2名が殲魔教団の団員に誘拐され、うち1名のアーシュ・ルクスレア公爵令嬢(以下ルクスレア令嬢)が殺害された事件。
保護されたもう1名の生徒(以下子爵令嬢)の証言から、2人の抵抗虚しく制圧されたこと、その際にルクスレア令嬢が敵の術によって致命的な攻撃を受けたこと、死体が見つかっていないことから死亡したものと判断された。
また、現場には数十の殴打痕を残して気絶している団員1名と、5名分と推測される遺体、半径10m程のクレーターが存在していた。気絶していた団員と子爵令嬢には、団員5名の殺害とクレーターに覚えがないらしく、事件の詳細は不明瞭。調査が続けられたが現在は未解決として打ち切られている。
……また、学園内では「ルクスレア令嬢を疎んだ子爵令嬢によって起こされた事件」という噂が流れているが現在それを裏付ける証拠は見つかっていない。

真相

ルクスレア令嬢と子爵令嬢による抵抗を制圧する際、殲魔教団員の放った「対魔魔法」がルクスレア令嬢に直撃。団員としては気絶させる程度の目的で放ったのだが、ルクスレア令嬢を人間であると勘違いしていたことから誤算が発生。人外へ特効を持つその術は大罪の悪魔であるルクスレア令嬢の胸を貫き死に至らせた。
その後も激しい抵抗があり、団員は1人気絶させられたが、子爵令嬢も制圧……した矢先、この件を見ていた「孤高の覇殃」に介入される。
「孤高の覇殃」は残りの団員を殲滅したあと、1人で抗い続けた子爵令嬢に才を見出し『傲慢』の大罪因子を移植、生まれつき『色欲』を持つルクスレア令嬢を研究材料とするべく魔界へ連れ去った。