滅罪カルト『プシュコマキア』

概要

殲魔教団の過激派下位組織。
悪魔全てを「罪そのもの」「滅するべき人類の敵」と見なし、穏健派の悪魔族であろうと一切の容赦をせず排除するという極端な思想を掲げている。
彼らが元いた世界では正しかったとしても、この世界においては見当違いな思想であり、その過激さから危険視されている。
聖女を作り出す非人道的な実験や悪魔族の失踪事件への関与等を疑われているが、未だに追求は難航している。

教義

人間の命題は最高善に至ることであり、最高善とは罪を滅することで成されるものである。
皆が罪を滅し信仰・博愛・希望の中に生きることで地上も楽園と変わらぬものとなるだろう。

悪魔とは罪そのものである。その手は欺き、口は偽りを語り、足は破滅の道を歩む。
故に悪魔はその血統、立場、あるいは態度に関わらず、すべて排除されなければならない。

主な生物

〈聖釘刑〉

創設者かつ最高指導者。宣教師でもある。

骸の抱き手

幹部。最近現れた正体不明のシスター。

信徒

悪魔に対して疑念や嫌悪がある者達
このカルトに入って以来人が変わってしまったようだという話も……

出来事

「滅罪の釘」事件

レウネシアやソワスレラにて、強力な神聖力を帯びた釘が発見されている。
釘は悪魔に対して非常に強力な特効を持ち、悪魔の胴体に刺さると、跡形もなく消滅させてしまう。
悪魔に無関係な者には無害であり、刺さっても一切傷つかない。
この釘は「滅罪の釘」と呼ばれ、『プシュコマキア』の関与が最も有力とされているが、製作の詳細は不明。
現在も年に1〜2本、この釘ないし使用者が見つかられており、その存在は警戒されている。

滅罪の聖女再誕計画

「人工聖女育成計画」を知った〈聖釘刑〉が進めた計画。
聖女から製作したアーティファクトに適合させることで、最高善の女神の降臨を目論むもの。
天使への変異は幼いほど抵抗が少なく、この計画のために信徒の子供数十人が犠牲になっている。